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まほろばを求めて

(季刊邪馬台国131号 巻頭言)                      編集部



季刊邪馬台国131号
  創刊以来37年、131号と号を重ねました。その間、邪馬台国問題だけでなく古代史全般にわたって掲載論文の枠を広げ、皆様のご支援とご愛顧によって支えられてきた「季刊邪馬台国」です。
  本誌は興味本位に走ることなく、専門家とアマチュアとを問わず、日本の古代史に関心ある人全員に向けて、科学的かつ有用な資料を提供し続ける媒体として発行を続けて参りました。

  一方で、古代史を一般教養として幅広い世代に浸透させること、我が国のルーツに思いを馳せ、悠久から受け継がれてきた想いをつなぎ未来を築くこともまた使命だと感じております。
  そのため、「古代史をもっとおもしろく」「古代史で育む日本の誇りと、日本の心」を新たなスローガンとしてかかげつつ、これからも発行を続けて参る所存です。
  プロとアマチュアの架け橋となるという創刊当初からの理念は引き継ぎつつ、邪馬台国に限らず古代史全般において、偏った意見だけではなく、あらゆる論を取り上げて公平に議論検証する場を提供していきたいと思っております。

  ところで、宇宙飛行士の毛利衛氏の言葉に「地球まほろば」という言葉があります。毛利氏は宇宙という、未知の世界に向けて飛び立った際、「ああ、やはり地球は人類の「まほろば」なのだ。たったひとつ帰ることができる場所なのだ」と実感したといいます。
  まほろばとは、すばらしい場所、住みやすい場所という意味で、理想郷であり故郷であるとも言えるような、奥ゆかしい古語です。
  我々のまほろばを守り、未来につなげていくには、幅広い方々に古代史への興味関心を持ってもらい、研究を奨励、振興していくことが不可欠ではないかと思います。
  ついては、弊誌も微力ながら古代史振興のため、今後も発刊を続けていきたい所存であり、読者、そして寄稿者の皆々様には今後も変わらぬご愛顧ご支援のほどをお願い申しあげる次第です。

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